温泉好きにはおなじみの「美人の湯」や「美肌の湯」という名称。あちこちで目にするし、やっぱり美人になれると聞くと嬉しい。でも、実際にはどんなお湯なの?と疑問に思ったこと、ありませんか?
- poka_co温泉マニアの20代OL
「美人の湯」と呼ばれる理由って?
まず知っておきたいのが、「この成分が入っているのが美人の湯!」というわけじゃないってこと。治療の目的で利用できると認められた「療養泉」10種類のなかでも美肌効果が高い「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」の3種類と、水素イオン濃度の大小を示すpH値がpH7.5以上ある「アルカリ性温泉」、この4つが「美人の湯」「美肌の湯」なんです!共通するのは、肌の角質をとったり、肌表面を溶かしたりする「乳化作用」。それプラス、保湿効果や血行促進、肌の再生力アップなど、温泉によっていろんなうれしい効果が!いろいろ入り比べて自分に合った「美人の湯」を見つけるのがポイントです。
さまざまな効果効能から、自分に合った湯を選んで。
美肌効果の代名詞とも言われるのが「炭酸水素塩泉」。古い角質でゴワゴワになった肌をやわらかーくしてくれます。皮脂を乳化させてくれることで、お風呂上がりはビックリするほど、つるんつるんに。効果も実感しやすく、ニオイなども気にならないので、「美人の湯」初心者は、まずは「炭酸水素塩泉」がおすすめ!!「アルカリ性温泉」には、肌のくすみをとってくれる特長が。アルカリ性が強いほど、自分でもうっとりするようなスベスベ肌になれちゃいます。ハリや美白効果におすすめなのが「硫黄泉」。血行をよくしてくれるから、老廃物の排出がスムーズになるし、メラニンを分解してくれるからシミ予防もできちゃいます。
美人度を高めるには、入浴後のケアも大切。
浴室からあがる前にシャワーで体を流すと、せっかくの温泉成分も洗い流してしまうので避けたいもの。そのままあがることで、温泉成分が入浴後の肌に浸透していきます。(とはいえ肌の弱い人は無理せず洗い流して!)。
入浴後は、皮膚の水分が発散して乾燥しやすくなるので要注意。いろんなお湯が楽しめる場合は、最後に肌に塩分のベールをまとうことができる塩化物泉に入ると、しっとり保湿効果が得られます。保湿効果のある泉質がなくても、入浴後10分以内に保湿クリームなどでしっかり保湿することで、同様の効果を得られますよ〜。
poka_co
学生時代から温泉巡りが好き過ぎて旅行会社に就職しちゃった20代OL。最近は岩盤浴にハマり、休日にはゆっくり丸一日楽しむことも。アクティブな温泉オタク目線で、「ぽ活」を楽しむ秘訣をお伝えします♪