2022.06.01

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爽やかな春の時期が終わるとやってくる「梅雨」。四季のある日本だから仕方ないとは言っても、曇りの日や雨の日がずっと続いて、うんざり…という人も多いのでは?この時期は憂うつになるだけでなく、実際にカラダがだるかったりあちこち痛かったりと体調不良を訴える人も増えるそう。気候の移り変わりや気圧の変化で自律神経のバランスが乱れがちな梅雨におすすめなのが、じっくり長く入れる「ぬる湯」。のんびりリラックスして、気分が滅入りがちなシーズンを乗り切りましょう!

poka_co温泉マニアの20代OL

湿度の高い梅雨の時期は「なんとなく不調」にご用心!

どことなく調子が悪い…。なんだかだるくて動くのがおっくう。そんなふうに、イマイチ元気じゃない状態を「なんとなく不調」と呼ぶのだそう。梅雨の時期には、そういった不調をきたす人が増えると言われています。その原因は、ストレス。人間のカラダはとってもデリケートなので、梅雨の低気圧や湿度の高さは、カラダにとって大きなストレスなのだとか。それを放っておくと、自律神経のバランスが崩れてしまって、「なんとなく不調」を引き起こすのです。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがありますが、気圧や気温の変動でストレスがかかると交感神経が活発な状態が続いてしまいます。そのことによって、脳血管が急激に収縮したり筋肉がこわばったりして、疲労やだるさを引き起こす原因に。また、交感神経が興奮すると、痛みをより強く感じることから、頭痛などが悪化するとも言われています。

また、春から初夏にかけては、カラダが少しずつ高い気温に順応していく時期。ですが、梅雨の時期はまだカラダが順応できていないうちに急に気温が高くなったり、ジメジメと湿度も気温も高い日が続いたりすることも。そんな気候の変化によって、疲労がどんどん蓄積されてしまって、重だるい感じになるんですって。

交感神経を落ち着かせてリラックスモードへ♪

気候の変化がもたらすストレスによって交感神経が刺激されてしまうと、カラダもココロも疲れきってグッタリしてしまいます。そんな疲れを取り除くためには、交感神経を落ち着かせて副交感神経を活性化することを意識するのが良いそう。副交感神経が活性化すると自然とリラックスモードになります。

毎日の生活の中で、“ゆっくり”行動することを意識すると、副交感神経が優位になりやすいんだとか。例えば、朝の準備を慌ただしく済ませるのではなく、ちょっと早めに起きてゆっくりと朝食をとってみる。セカセカと歩くのをやめて、肩の力を抜いてゆっくり歩く。きっちり予定を詰め込まずに、1日1回数十分でも白紙の時間をとるようにする。そうすることで気持ちに余裕が生まれ、副交感神経が活性化することにつながるそうですよ。

また、毎日の散歩やウォーキング、ストレッチやヨガなど、自分のペースで実践しやすい軽めの運動も効果的。気持ちが落ち着かない時には、ぬるめのお風呂に入ると、交感神経の興奮が収まり、副交感神経が優位になってリラックスできるのでおすすめです。交感神経の興奮が鎮まると痛みへの感受性も軽減されるので、頭痛などの不快な症状が治まりやすくなるというのも嬉しいですよね。

自律神経のバランスを整える「ぬる湯」でリフレッシュ!

ぬるめのお湯に浸かることは自宅のお風呂でも可能ですが、温浴施設好きのワタシとしては、広々とした温浴施設でゆっくりと「ぬる湯」に浸かるのをお勧めします。「ぬる湯」とは文字通り、40℃以下のぬるめのお湯のことで、多くの温浴施設にありますが、中でもオススメは、人間の体温に近い34〜37℃の「不感温度」のお湯。熱くも冷たくも感じない、心地よい温度なので長く浸かっていられますし、カラダにも負担が少ないそう。ゆっくり浸かっていると、どこまでが自分のカラダで、どこからがお湯なのか、境目が分からない…そんな不思議な感覚になって、とってもリラックスできます。副交感神経が優位になるからか自然と眠くなって、ついお風呂の中でウトウトなんてことも。そういう時は、休憩室でちょっとお昼寝するのもいいですね。そうすると「あー疲れがとれた!」って実感できるんです。

梅雨から夏にかけては、ジメジメと暑くて、熱めのお風呂に入るのは避けたくなるもの。さっとシャワーで済ませがちですが、翌日に疲れを持ち越さないことって大切ですよね。ゆっくりお湯に浸かると、ぐっすり深く眠れて目覚めもスッキリ。疲れが溜まってきた時には、ぬる湯のある温浴施設でゆっくりしてみてくださいね。

poka_co

学生時代から温泉巡りが好き過ぎて旅行会社に就職しちゃった20代OL。最近は岩盤浴にハマり、休日にはゆっくり丸一日楽しむことも。アクティブな温泉オタク目線で、「ぽ活」を楽しむ秘訣をお伝えします♪

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