「塩サウナ」って、ほかのサウナとどう違うの？

サウナというと、熱い！というイメージですよね。一般的なドライサウナの多くは、室温80〜100℃に設定されています。ですが「塩サウナ」は、40〜60℃に設定されていることが多いんです。さらに湿度も高めなので、カーッとする熱さという感じではなく、心地よい温かさに包まれるような感覚になります。高温で一気に発汗させるドライサウナと違ってほどよい温度のため、汗をかくまでに時間はかかりますが、長い時間入ることができるので、「熱いドライサウナはちょっと苦手」という人にも人気です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また、サウナ室内に大量の塩が入った壺やボウルが置かれているのも、「塩サウナ」の特徴。この塩を全身にたっぷり乗せるように塗ってサウナ浴を行うので、塩の発汗促進作用で驚くほど汗をかくことができるんですよ〜。

「塩サウナ」に入ると、ツルすべ肌になる理由

「塩サウナ」の魅力は、なんといっても美肌効果がバツグンなこと。すぐに肌がツルツルすべすべになるのを実感できるので、テンションあがっちゃうんです♪その美肌効果の理由を「塩で老廃物が洗い流されて肌がツルすべになるから」と思っている人が多いんですが（実はわたしもそのひとりでした）、調べてみると、そういう理由ではないんですって。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　秘密は塩の“浸透圧”にあるそう。塩をカラダに塗ることで、その浸透圧で塩が皮膚の水分をぐんぐん吸い上げるんです。だから、汗がどんどん出るんですね。塩によって引き出された汗には、不要になった皮脂やカサカサの原因にもなる古い角質が含まれています。塩の効果は、そういった老廃物をカラダの外に出すだけではないんです。新しい皮脂やタンパク質を含んだ良い汗を肌表面に引っ張ってくる効果もあるんですよ〜。この皮脂と汗が混ざり合ったものが皮膚表面を覆うことで、「皮脂膜」と呼ばれる肌を保護する薄い膜になります。皮脂膜は、肌のうるおいには欠かせないもの。保水力の高い新しい皮脂膜へときちんと生まれ変わることで、しっとりとみずみずしくてツルすべの肌になれるんですって。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　汗とともに毛穴に詰まった老廃物を排出し、新しい皮脂膜へとチェンジすることができるのは、発汗促進作用が高い「塩サウナ」ならでは。毛穴詰まりの解消によって頭皮のニオイも改善できて、ダイエット効果も期待できるそうですよ。汗をかきにくい人は、特に試す価値あり！です。

正しい入り方で「塩サウナ」を満喫♪

「正直、サウナは苦手」と思っていた人でさえ、この魅力たっぷりの「塩サウナ」にはきっと興味をもったはず！そこで、「塩サウナ」の効果をしっかり得られる、正しい入り方をお伝えします。「塩サウナ」はほどよい温度に設定されているので、汗をかくまでに時間がかかるというのは、前述のとおり。だから、「塩サウナ」に入る前には湯船に浸かってしっかりカラダを温めて。さらにコップ１杯の水を飲んでおくと発汗しやすくなりますよ。「塩サウナ」に入ったら、手ですくった塩をそっと乗せるようにして全身に塗りましょう。背中、お尻、太ももの裏側やふくらはぎなどカラダの背面もお忘れなく。この時、塩をゴシゴシ揉み込んだりすり込んだりしないように注意。早く浸透しそうな気がして、ついやってしまいがちですが、塩の粒子が皮膚に過度の刺激を与えることで肌を傷めてしまい、肌荒れやかぶれの原因に。シミになってしまうなど深刻な肌トラブルを引き起こすこともあるんです。塩を塗ったら、あとは汗が出るのをじっと待ちましょう。5分ほどで汗が出始めると、肌に塗った塩が少しずつ溶けていきます。肌を傷めるので塩の粒子が残っているうちは、触らずじっとガマン。塩が溶けきったら、リンパに沿ってマッサージしてもOKです。ちなみに「塩サウナ」に入る時間は、20分ほどが目安。サウナ室から出たら、シャワーで塩と汗をしっかり洗い流して。ひんやり感じる程度の冷水を浴びると、毛穴が引き締まりますよ。カサつきがちな時期でも、お風呂上がりはしっとり。モチモチした肌に自分でもうっとりしてしまうほど。特別なお手入れなしで美肌になれる「塩サウナ」は、わたしたち忙しい女性の味方です！さあ、入れば即効で美肌になれる「塩サウナ」を満喫しましょう♪